私がアップル社製品(Mac、iPhone)を利用しない理由
この件について質問を受けることがあるので、ここに書かせていただきます。
この考え方を押し付けているわけではありません。
事情を知っている人はアップルを避ける理由として
1) アップルのCEOが同性愛者であることを公言しているから。
2) どこの国の益にもならない税金をほとんど払っていない企業だから。
3) スノーデンがリークしたようにiPhoneには、個人情報を収集するスパイウェアが含まれているから。
4) アップルのリンゴマークは「テクノロジーによって人は神のようになれる」(善悪を知る知識の実にならって)というメッセージを象徴しているので。
というような理由をあげるかもしれませんが、それらは私にとって大きな理由ではありません。
「ひとつの企業が力を持つことは人類の益にならないと考えている」というのが最大の理由です。もちろん、それはアップルに限ったことではありませんが、時価総額という基準によればアップルは世界最大の企業であり、かつ非常識なブラック企業だからです。
また「アップルの経営システム」が二つの意味で他を淘汰してしまうものだからです。これについてはアップルが世界最大の企業になってしまったことがその理由ですが、事実そうなってしまった以上、そうなのです。
他が淘汰され寡占が進んでしまう理由は以下のようなものです。
(1) ひとつは、他の企業の植民地化です。
アップルは企業と企業の新しい関係を作り出しました。それは「企業の植民地化」です。もちろん強い企業が中小企業を使役する構図は過去にもありましたが、現在起こっている出来事は、日本の大企業ですらアップルの植民地化の餌食になっておりということです。
「島野製作所」が起こした裁判はその一例ですが、このような裁判を起こす勇気のある企業は他には皆無であることがアップルの影響力の大きさを物語っています。
参考図書「アップル帝国の正体」後藤直義・森川 潤(文藝春秋)
そのアップルに力をつけさせたのは一般のユーザーだとするなら、その共犯者にはなりたくないというのが私の感想です。
(2)もうひとつは、いったんアップル製品を使い始めたら、他の商品、サービスもアップルになってしまうことです。
今日、ひとつのメーカーが力をつけることが脅威である理由はハード(製品本体)だけでなく、ソフトやサービスもまた寡占化が進んでいくからです。
「iTunes」はアップルの音楽や映像などの購入サービスですが、そのシェアは70%を超えています。それを利用し始めるときに、アップルの他の製品やサービスを利用することがもっとも効率が良い状態なので、それ一辺倒になっていくのです。
それまで、他業種であった、音楽(CD)の販売やソフトウエアーの販売もアップルに吸収されてしまい、ますます寡占化が進んでしまいます。
パソコンに関して言えばWindowsのパソコンは、本体は各メーカー、OSはマイクロソフトといったように別々の会社の製品を組み合わせたものですが、アップルの製品は基本的にすべてアップルの製品によって構成されています。
もちろんパソコンの各コンポーネンツは規格化された部品で成り立っているのでアップルの部品ではありませんが、上記の「企業の植民地化」という意味においてはもはやアップルに取り込まれつつあります。
さらにiPhoneのように特殊な専用部品で成り立っているような場合は、さらに植民地化が進んでいるのです。
たとえiPhone 6の部品の半分以上は日本製の部品を使っているのだから日本も潤っているはずだ。」と考える人がいますが、「植民地化によって」企業内部が丸裸にされ、利益の1円単位まで切り詰めさせられるような状態ではもはや対等の関係ではありません。
上記の「企業の植民地化」によって、たとえSHARPのようなトップ企業であっても、隷属させらており、その他の中小企業に至ってはかなり醜い状況なのです。
「日本の企業の繁栄が日本の繁栄であることに多くの日本人は気がついていない。」
それに輪をかけているのがアップルの熱狂的なファンが存在することです。
参考記事:
「スティーブ・ジョブズは自分の子どもにiPhone、iPadを決して使わさせなかった」という言葉がどういう意味かを良く考えてみるとよいでしょう。
私はアップル社にもその製品にも個人的な悪意はありません。 しかし、アップルが他を淘汰してしまうほどの巨大企業になってしまった以上、それを避けねばならない事態が生じているのは仕方が無いことなのです。
私がアップルを避けている理由は預言的行動のようなものであるかもしれません。
その他、私が避けている企業の中にはディズニーなどがあります。