聖書に基づいた正統派キリスト教会★札幌クリスチャングループ

「宗教=真の神さまを信じる事とは限らない

もちろん社会的にはキリスト教は宗教と言うカテゴリーに属しております。しかし、多くの場合私たちは「宗教」という言葉は好んで使いません。それは、一般的に宗教が持つ「儀式的、戒律」といったイメージが私たちが信じて行っている事柄のイメージとかけ離れているからです。

私たちが持つ宗教のイメージとは神様がどう願っているのかとは関係なく、人が神に近づこうと行う方法です。そして時にはそれによって自分で自分をよしとする行動です。たとえば、アダムが罪を犯したときに自分がはだかであることに気が付きましたが、彼は神様に助けを求めはしませんでした。むしろ自分の恥を覆うためにイチジクの葉で身を隠しました。本当に彼の恥を覆うものは神様が準備してくださる動物の皮であったにもかかわらず。

そのようにしばしば宗教は神と関わるのではなく人間的な判断で行われます。
私たちが大切にしたいと思っていることは、神様と人格的な関りを持つことによって人が本来あるべき状態に回復され、癒された人々によって神の意志がこの地上にもたらせることです。
そういった中、宗教的なものや人間的なものが妨げになるなら、私たちはできる限り排除したいと考えております。

キリスト教の文化を尊ぶ

キリスト教的な伝統の中には本来そうあるべきではないものもあります。人里から離れて信者だけで孤立することや結婚を禁じるといったようなことなどもそうです。もちろん、それぞれの人の確信によって独身を貫いたり、祈りに専念するために特別に引きこもることがだめなわけではありません。しかし、そういったことを制度化するときにひずみが生じてしまうのです。

とはいえ、私たちはキリスト教の伝統をすべて無視するわけではありません。聖書に反しない限り文化というものは尊ばれるべきだと考えているからです。
たとえばクリスマスの起源はローマ帝国の土着の宗教であってキリストが生まれたのは12月25日ではないことは周知の事実です。それゆえある教会ではクリスマスを祝いません。
しかし、私たちはクリスマスをキリスト教の文化として受け入れ異教的な要素を排して、むしろ多くの人たちにキリストを知っていただく機会として用いております。