聖書に基づいた正統派キリスト教会★札幌クリスチャングループ

すべてはめぐみ

私たちの教会は30年以上の歴史があります。
しかし、その間、順調に成長したわけではありません。開拓から10年目に日本人の牧師が立てられました。しばらくは順調だったのですが、その後大勢の人が出ていくようになりました。その様は、スタッフの数が半分になり、最終的に残ったのはスタッフの家族以外では2人だけだというほど前に壊滅的な状態でした。教会はもうなくなってしまうと考える人がいたとしても不思議ではありません。先代の牧師はとても有能な方だったので、その後を継いだ私に失望したのでしょう。

しかし、この出来事は私たちにとっての祝福の始まりでした。
札幌市には100以上のキリスト教会があります。それはある意味一つぐらいなくなっても、メンバー以外は誰も困らないような状態かもしれません。
しかし、もしそんな教会だったら
私たちは膝をかがめて祈り、本当に神様が望まれる教会とはどのようなものかを祈り求めました。もし、あっても無くてもよい教会だったらなくなってもよいと考えたからです。

そういった中、神様は教会の本質とは何かについて様々な機会を用いて教えてくださいました。
そして、教会の建築材料は人であるがゆえ、一人一人が健全になることによって健全な教会が建て上げられることについて教えてくださいました。
外から見える立派さではなく内面や心の動機が大切なことに気が付きました。もちろん、そんなことは頭では分かっておりましたが、実際に私たちがしていたことは、内面を大切にはしていなかったのです。

ここまでこれたのは主の恵みです。そしてこれからも主の恵みを私たちは必要としています。
全ての恵みを主に感謝したいと思います。