私たちが常に考えていることは、相手がだれであってもその方を祝福して益を与えるということです。
これは私たちが提唱しているライフプレイスミニストリーの精神でもあります。

教会のプログラムの一つに「子供のための英語クラブ」があります。これはアウトリーチ活動の一環ですが、下心でそれを行っているのではなく、そこで私たちが願っていることは、そこに集う人たちに益を与えるということです。子どもたちが英語力を身につけ自信と将来へのビジョンを身に着けてほしいと願っております。

教会のメンバーに奉仕をしていただくときにも、その活動を通じてその人が祝福され建て上げられることを願います。

伝道者の書に「パンを水の上に投げよ」という言葉があります。それは、損得勘定で動くのではなく、一見無駄にするように見えても、まわりまわってその実を得る可能性もあるのだからリスク分散としてそれをせよという意味です。

たとえば、教会にはビデオ編集のチームがありますが、彼らは4人ともみな未経験の人たちでした。
そんな彼らに教会は動画編集ができる高性能のパソコンを与え、編集作業を一から教えてます。それは単に教会の必要を満たすためだけでなく、今の時代ビデオ編集の技術を持っていると社会で役に立つのでその人の益となると考えているからです。
このことは、すでに技術を持っている人を利用するのではなく、その人に益を与え建て上げたいと願っていることのあらわれです。

子どもたちに英語やスペイン語を教えているのもそのためです。私たちはグローバルなビジョンを持っているので、多くの通訳者を必要としています。通訳なんて一人いれば十分とは考えていません。一人一人が負担にならないようにできれば月に一回の奉仕で済むようにしたいからです。