聖書に基づいた正統派キリスト教会★札幌クリスチャングループ

「偶然たどり着いた教会の本質

2022年現在私たちの教会は会堂を持っておらず区民センターなどの公共の施設をその都度借りて集まっております。おおむね同じ場所を毎回借りることはできますが、必ずしもそうではありません。
毎回設置と撤収が必要ですが私たちは慣れているので負担ではありません。

どうしてそのようにしているのかと言いますと、きかっけは以前借りていたテナントビルのオーナーが破産したことにより他の場所を探さなくてはいかなくなり仮の場所として使用しておりました。
しかし、ここを使用しているうちに、本当の本質を持った教会を建て上げるには都合の良いスタイルだということに気が付いたからです。

教会(ギリシャ語でエクレシア)は本来建物の事ではなく人の集まりと言う意味です。ですから人が集まる場所が教会となるのです。確かに建物に依存しないということはそのような意識を私たちが持つのに十分です。
もちろん、物事にはメリットデメリットがあるので、どちらが良いとは一概には言えませんが、このようなスタイルで集い始める時に、いくつものメリットに気が付かされます。

 

メリットの多いスタイル

まず、先に書いたように、メンバーたちが建物ではなく自分たちこそ教会であるという自覚を持ちやすいです。
そして、建物維持のための奉仕も金銭的な負担も最小限ですみます。とくに区民センターは公共の場所なので建物にかかる経費も少ないです。それは会計にゆとりをもたらし、人を建て上げ助けるなど、本当に必要な部分にお金をかけることができることを意味します。
また、公共の場所なので初めて来る人にとっても敷居が低いです。
雪かき掃除などの奉仕も必要ないのでメンバーたちの負担は最小限です。

このような形態の集会は開拓当初の小さい教会では珍しくありませんが、一定数の人が集っている教会としては珍しいかもしれません。
私たちとしては会堂を所有する可能性については否定してはおりませんが、小さな群れではなくなった今、将来を見越して場所を探すとなるとかなり高額になることが予想されます。ですから今のところ積極的には動いていないのが現状です。