聖書に基づいた正統派キリスト教会★札幌クリスチャングループ

どうしてこの教会はやり方が異なるのか

教会を運営する上でこれが正しい方法だというものはありません。他の教会がうまくいっている方法を適応したからといって別の教会でうまくいくわけではありません。それどころか同じ教会であっても以前使ったやり方が別のケースでもうまくいくとも限らないでしょう。
ですから、もし私たちの教会が何かうまくやっているように見える部分があるとしたらそれは神様の恵みにすぎません。

ですから、私たちは常に神様との関係の中で柔軟性をもって動いていく必要があります。しかし、とはいえ、私達はいつも行くあたりばったりでどうするかを決めているわけでもありません。おおよその動きは、これまで説明してきたような教会の運営方針にのっとってなされています。ですから、牧師が指示を出すまでもなく、メンバーたちはどうすべきかが大体わかるので、自主的に自由意志を持って動くことができますし、混乱も生じないのです。

私たちの教会が現在のスタイルになるのに30年かかりました。しかし、それはすべて神様が教会の姿を私たちに与えられた方法で実現させようとした結果にすぎません。そしてこれからも試行錯誤しながらこれからも変化していくでしょう。

いずれにしても他の教会と異なる部分があるとしたら、それは神様によって導かれたということができます。

リスク分散と言う考え方

私たちが他の教会と異なる方法を選ぶもう一つの理由はリスク分散と言う考え方です。
日本には八千のプロテスタント系の教会がありますが、そのうちの1000の教会は10年後には存在しないか機能しなくなるといわれています。新しく生まれる教会もあるので単純に千こ減ってしまうわけではないかもしれませんが、キリスト教世界が衰退していることを物語っております。

その理由の一つは日本中を襲っている少子高齢化の波ですが、それだけではないと思います。
これまでのやり方が本当にそれでよかったのかについて問われている時代であるように思います。
つまり、やり方を変えなければならないのに、古いやり方に固執していたら全体的に衰える一方だということです。

私たちのやり方が正しいとは言いませんし、どの教会でも通用するとも言いません。しかし、全部が同じ方向に向かっていることによって全体的に衰退しているとするなら、リスク分散として他の教会と違ったことを行う教会があってしかるべきだと思います。

もし、私たちが間違っていたなら、私達が衰退するだけで他の教会が栄えるだけです。ですからキリスト教界全体としては失うものは何もないのです。