メニューに戻る [最初に結論を持つ人は、その結論を守るために、都合の悪い事実を無視しようと努める]
WTC第1ビル全面崩壊の研究
崩壊の全体像
ツインタワーは縦に崩れたか、それとも横に崩れたか?
「ナニ?」と思うかもしれないが、
これはこの崩壊を知るための決定的なポイントである。
否定しようのない事実を一つずつ確認しよう。
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予備知識:ツインタワーはその各々の地上部分に約9万トンの鋼材、約8万6000トンのコンクリート、その他、石膏、ガラスなどの内装・外装材、機械類、器具などを合計して、
およそ28万トンの建材を持っていた。(それに各テナントの家具や機材が加わる。)
またコンクリートは鋼鉄に比べて比重が3分の1以下であり、同じ重さでは圧倒的に体積が大きい。体積でいえばツインタワーで最大の建材はコンクリートだったのだ。鋼材だけではなく、そのコンクリートが崩壊によってどうなったのかが、この崩壊の性質を考える際の大きなポイントの一つである。
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以下に取り上げるのは、2001年9月11日午前10時28分、1時間42分続いた火災の後に崩壊したWTC(世界貿易センター)第1ビル、いわゆる北タワーの崩壊の様子である。
ただし、本文中に書かれた『崩壊開始からの時間』については、あくまでもビデオについている時計を元にしている。
◎まず崩壊開始をアンテナが下がり始めた次の瞬間に屋上が下に動き始めたときとするが、
遠くからの映像では見えないため第1ビル北東側面を大きく撮影した明らかな映像を元に、
◎92階からの火が見えなくなり単独噴出(スクイッブ)にその上からの噴出物がかかる瞬間(3秒)、75階からのスクイッブが上からの噴出物に飲み込まれ姿を消す瞬間(5秒)などの明らかなイベントの時を基準にして決めたものであり、したがって「ほとんど正確」というレベルのものである。
また本文中に書かれた『第1ビルからの距離』は、ビルの幅(63m)および第1ビルから通をはさんだWFC第3ビル下層階の角までの距離が130mであることを基準にして測ったものであり、これもまた「ほとんど正確」というレベルのものである。
したがって、これらはあくまでも「参考値」であり、厳密な分析と研究はそれが可能な手段と能力を持っている人に是非ともお願いしたい。
しかしここでは、少々の誤差を考えたうえでもなおかつ『最低限これだけのことは確実に言える』という範囲のことだけを述べていくことにする。
ここで調べてみたい資料
は北東側遠方から固定カメラで撮影されたビデオで、方向もズームも変えられていないため、客観的な研究・分析用には最も適しているだろう。なおこのページの最後に、第1ビル崩壊の全体像を様々な方向からとらえたビデオをご紹介しておくので、お互いに十分に見比べていただきたい。
第1ビル壁面からの水平方向の距離を示す線を施した。また各画像右上に崩壊開始からの時間を書いた。ともに極めて厳密なものというわけではないのだが十分に概算の役には立つだろう。
ビル右面にある赤い線はビル北西側面(右側に細く見えている面)の中央部、左にある赤い線は逆の南東側面(後ろ側に隠れている)中央部の位置を示す。青い各線はそれぞれからの距離を表す。右側で「130m」とあるのはWFC(世界金融センター)第3ビル基部付近を表す。なお、距離はあくまでも第1ビル北東側面に平行な面の上で考えている。
最初の写真は崩壊前の姿。第1ビルは110階、高さ417m。ビルの断面は1辺63mの正方形状。

崩壊開始の瞬間である。開始箇所は97〜98階付近。元のビデオでは上層階の細かい動きがわかりにくいが、ビデオの時計で7秒ほどの時点と考えていただきたい。

崩壊開始箇所より上の階(「上層階」と呼んでおく)の振る舞いについては、この映像ではその変化が分かりにくいため、
別の項目で詳しく見ていくことにする。下に引かれている緑の点線から上に見えるものは噴煙であり、今後この線より下の部分で激しく水平方向への噴出が始まる。

この後、緑点線より下で劇的な変化が起こる。
先ほどの緑点線より下側が横に激しく膨らんでいく。
右側(北西側)も左側(南東側)も、先ほどからの3秒間でその先頭がすでに60mを超えている 。
大量の建材が秒速20mを超えるスピードで水平方向に吹き飛ばされたことが明白 だ。
また緑点線より上にあった噴煙は上の方に残されている。

その3秒後、まるで巨大な噴水のように《内から外へ》の激しい流れを作って、ビルの中から極めて多量の建材が周囲に吹き飛ばされていく様子が分かる。
水平方向への広がりは左側で100mに達している。空気抵抗のためかやや水平方向の速度は落ちている。
またこの時点では右側の噴出は80mほどである。ビデオで確認してもらいたいのだが、6〜7秒ほどの間に右側の広がり方が急に遅くなってやや上下に広がるときがある。しかし、その後に再び激しく水平方向に進む新たな展開が起こりつつあるのだ。

上の写真から2秒後である。右側で、粉塵の中から 巨大な物体が猛スピードで飛び出し
、水平距離130mに迫るまでになる。この間の水平方向の移動はおおよそ秒速で20mということになる。左側もすでに120mに達している。
ビルの建材がどのようになったのか、赤い線で表される元々あったビルの幅(63m)と比較してご判断願いたい。

さらにその3秒後。右側に飛んだ物体はビルの陰に隠れてしまったが、
他の資料 で建材が200m以上も飛ばされていることが確認できる。すでに崩壊の最終段階。

第1ビルの崩壊は15〜16秒の間に終了した(コア部分 を除く)と思われる。
第1ビルの建材は水平方向に直径400mをはるかに超える範囲で飛び散った 。

さて、最初の疑問に対する答えは、もう明らかだろう。
第1ビルを作っていた建材が水平方向に激しいスピードを持って飛ばされたことは明々白々である。この水平方向の動きこそがこのビルの崩壊を最も特徴付けているといえる。
あまりにも単純明快! 馬鹿馬鹿しいほどに単純明快!
この唖然とするほど明らかな事実こそが最も重要な意味を持つ。
同時に、特定の結論を先に持っている人たちがいっせいに無視する事実でもある。
[簡単な分析]
しかし、どれくらいの重量の建材が、どれほどのスピードでビルから飛ばされたのか、明らかではない。ここでおおよそのスピードだけでも計算してみよう。ビルから飛び出した瞬間は粉塵に包まれており、その速度は知りようがない。そこでその後半に注目したい。
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今から述べる「速度」はあくまでも水平方向の成分の大きさだけである。重力による垂直方向の速度、それを合成した斜め下向きの速度ではない。
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下の各写真には10mごとの線が施されてある。先ほどとは線の色を変えている。
写真の粒子が粗く、小さな鋼材や粉塵との区別も付きにくいため正確というわけにはいかないが、大きな狂いがない程度には付きとめることができるだろう。
「水平崩壊!」の項目でご説明するが、飛んでいる物体は主に破壊された外周壁の鋼材群、および粉砕されたその他の建材(主にコンクリート)である。
外周ユニットが空気抵抗を受けにくい方向に向いて飛んでいるのか、板状で横に飛ばされてまともに空気抵抗を受けているのかによって速度が大きく変わってくるだろう。ここで最も速く飛んでいる部分は鋼材が進行方向にあわせてびっしりと集まっているのだろうが、その下には崩れた板状になって飛んでいるうちにどんどんスピードを落とした、あるいは途中で何らかの邪魔を受けたのではないかと思える。しかしそれらが一緒のタイミングで飛び出したことは明らかである。



この物体群は8秒の段階ではまだはっきりと姿を表していない。それに先立って飛ぶ粉塵の中に包まれているが70mを越しているだろう。しかし9秒の段階で90mのすぐ手前まで来ていることが分かる。それから11秒までの2秒間で上の方の速い部分は35〜36mほど飛んでいるようだ。したがってこの間に水平方向の秒速はおよそ18mである。
空気抵抗の中を飛んできたこの場所でこの速度である。それまでの平均の速度(水平方向)が最低でも20mあったことに疑いの余地はあるまい。時間を遡ってみれば崩壊開始4.5秒以後にビルから離れたことになる。
この物体群については「水平崩壊!」の項目で詳しく説明しよう。ただ、ビルから飛び出した時には、水平方向の秒速が平均の速度の大きさをはるかに超していたことは明らかである。飛びながら空気抵抗のために少しずつ速度を落としていったわけであり、さらに速度が大きいほど空気抵抗は大きく減速も大きい。ビルから飛び出したときの水平方向の速度は正確には知りようがないが、秒速20mを大きく上回っていたことだけは確実である。ビルの外には減速する要素はあっても加速を与える原因が存在しないからである。
また、11秒の段階で、いまの物体群の左側、60〜90m付近に黒い影が見える。この映像でははっきりしないが、これは「水平崩壊!」
で明らかにするとおり、明らかな板状になって飛ぶ巨大な外壁の一部である。
これもどうやら開始10〜11秒で10mちょっとを飛んでいるようだが、ビルから飛び出した際には秒速20mを越す速度を持っていた。「水平崩壊!」および「吹き飛ばされた巨大な壁」で再び見ることになるが、この物体が7秒あたりでビル北西面から飛び出したことは明らかであり、最初の約3秒間でその中心が60m近くにまで届いているからである。
ここまでで明らかになったことがある。
第1ビルを形作っていた建材は
《内から外へ》の巨大な運動を起こしてビルから飛び去った。
水平方向の速度は、その速いもので秒速20mを越す。
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これは、WTC崩壊を知るための極めて重要な事実である。
詳しくはこの第1ビル崩壊に関する「まとめ」の中でご説明しよう。
また、ツインタワー崩壊全体の性格を決定的にする「ビルにあった建材の中でどれほどの割合が《内から外へ》移動したのか」というテーマについては『超微粒子の「火砕流」』の中で述べることにする。
「見ればわかる9・11研究」内リンク
当サイトからのご挨拶 真実の見分け方
《水掛け論》に陥らないために
シャンクスビル93便墜落現場に見る
物理的事実 vs
真っ赤な嘘
【第1ビル(北タワー)】
崩壊の全体像
上層階の消滅(1)
上層階の消滅(2)
水平崩壊!
吹き飛ばされた巨大な壁
立ち残るコア
第1ビル崩壊の まとめ
【第2ビル(南タワー)】
崩壊の全体像
崩壊開始時の奇妙さ
上層階の回転と消滅
水平崩壊!
巨大な板状で落ちる壁
立ち残るコア
第2ビル崩壊の まとめ
【ツインタワー崩壊の特徴】
超微粒子の《火砕流》
爆風の連続噴出
爆風の単独噴出
吹き飛ばされる外周の建材
熔けた金属
ツインタワー崩壊の総まとめ
【WTC第7ビル】
崩壊の全体像
崩壊の特徴
NISTの更なる大嘘
【ペンタゴン】
Eリング外壁の状態
ビル内部と「出口の穴」
照明塔とジェネレーター
【飛行機とハイジャッカー】
飛行機は「消滅する」のか?
彼らに操縦ができたのか?
【後書き】
これは我々自身の問題なのだ
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