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[最初に結論を持つ人は、その結論を守るために、都合の悪い事実を無視しようと努める]
ツインタワー全面崩壊 :その他の特徴の研究


爆風の単独噴出



 これは「爆破解体」を主張する人たちによって非常に強調される事実である。そして
「構造的な劣化」による崩壊を主張する人たちによってあまりにも無視され軽視されている
事実でもある。それぞれの当否はともかく、まず事実を確認しよう。

 最初の資料をご説明しよう。ニューヨークLeservoir Labsの社長であるRuchard Lethin氏によって記録された
極めて貴重な映像記録 である。

これらは北東側の面から見たものだが、最初の写真では崩壊が進行中の箇所のすぐ下にやや色の薄い2筋の噴出(右側と正面)を見ることができる。しかしご注目いただきたいのは、それよりも30mほど下の右側(北西側)に見える噴出である。いまだに薄くしか見えないが、しかし長さはすでに10mに達している。また
明らかに固形物の混ざった噴出であることにもご注目いただきたい。
 一つ一つに特には説明をつけないので、連続してご覧になっていただきたい。










 この間、わずかに1秒ほどである。最後のシーンだけを一部拡大してみた。北西側に向かって25mほどもある巨大な噴出だ。また手前側(北東側面)にも煙状に噴出が見える。
 明るい空を背景にしているので薄い色の煙は見えないのだろうが、右側に見える噴出に大量の固形物が含まれていたことは明らかである。


 また
次の資料 も貴重なものである。CNNテレビの映像だが、北側の路上から撮影されている。そしてこれらの噴出が起こっている場所が明らかに周囲と異なった色であることがわかる。つまり、これらはメカニカルフロアーから噴出しているのである。高さとタイミングから、74〜77階にあったメカニカルフロアーとスカイロビー であると解る。


 これらの階は窓が無く全て壁で覆われていた。(参照:
第2ビル「吹き飛ばされた巨大な壁」)そして特別に頑丈に作られていた箇所だった。つまりこれらはわざわざそのような場所を選んで噴出しているのである。

 メカニカルフロアーからの噴出といえば、第2ビルではもっと顕著に現れている。そもそもが、崩壊が始まって3秒もたたないうちに、
75階のメカニカルフロアーから横一列の噴出が起こり、それが以後に続く連続噴出の始まりを告げたのである。そして第2ビルではこのメカニカルフロアーの壁が北西方向に不思議な状態で落下している。

 そしてここにもメカニカルフロアーからの激しい単独の爆風の噴出が見られる。
下の写真は 第2ビル南東側面、41階メカニカル・フロアーからのものである。


 また
次は第2ビル南西側面だが、3箇所に噴出が見られる。しかし噴出の順番がここでは大きく問題になる。googleビデオで確認できることだが、一番下に写っている、おそらく32〜33階付近と思われる箇所からの噴出が最初だった。それから2.5秒後ほどで一番上、55階付近だろうか、白い煙が吐き出され、その直後に41階のメカニカルフロアーからの噴出が始まった。驚くべきことだが一番下の噴出はその間ずっと続いているのである。


 これはきわめて奇妙な現象のように思える。一番下の噴出が、太陽の光のせいで見にくくなっていはいるが、20m以上にも伸びているからである。これがやはり先ほどの連続写真に写っていたように、煙だけではなく固形物が混じって激しく飛び出しているとすると、
その噴出の勢いは相当に激しく、しかも持続性のあるもの のようだ。

 さらに驚かされるのはこの32〜33階付近の激しい噴出が全く逆側の北東側面にも同じ姿で現れていることだ。
次はあるビデオの 7分2秒の場面だが、おそらく20m以上真っ直ぐに伸びていると思われる 激しい噴出が見られ、さらにその上の41階メカニカルフロアーからも複数個の噴出が起こっている。


 なお、このメカニカルフロアーの壁と思われる外周鋼材はその上(あるいは下)の外周壁と一緒に
80mほども北西方向に飛ばされた


 NIST(米国国立標準技術研究所)はこれらの現象に対して
次のように語る 。下線強調は私からのもの。

2006年「よくある質問に対する回答」より 

NIST最終報告の6.14.4 でも述べられたとおり、落ちつつあるビルの塊が空気を前方に圧縮したものである。それはピストンの動きにも似ているが、それが各階の崩落が進行するにつれて煙と瓦礫を窓から押し出したものである。

 これらの吹き出しは両タワーが崩壊した間に多くの場所で観察された。すべてのケースでそれらは、窓やメカニカル・フロアーの柱の間を通ってビルから押し出される気体の噴射の形になった。このような噴射は、タワーが崩落するときにビル内の空気が圧縮されて圧力が生まれる際にどこかの場所に流れなければならないため、予想することのできるものである。似たような「吹き出し」は崩壊に先立って両タワーの燃えている階では数多く観察された。たぶんそれらは一つの階の壁や仕切りが崩れ落ちたことによるものだろう。WTC第1ビルからの吹き出しは、第2ビルが飛行機に激突されたときですら見られた。こういった観察は、些細な加圧でさえもタワーの内部を伝わり煙と塵埃をビルから押し出したということを明らかにさせるものである。


 博士号を持つNISTの学者たちは正気でものを言っているのだろうか?
 
「落ちつつあるビルの塊」など実際には存在せず、最初からこの説明は意味を成していないのだが、仮に崩壊進行中の箇所で何かの圧力が生まれたものとしよう。
 第1ビルでは実際に崩壊が進行中の箇所よりも数十m(十数階分)も下から噴出が起こった。しかもそこは窓の無い頑丈なメカニカルフロアーだった。第2ビルに至っては150mも下の階から噴出が始まり、その2秒あまり後で、崩壊中の箇所から50mほど下の場所で、さらに続いて崩壊中の箇所から100mほども下がった、しかもメカニカルフロアーからの噴出が起こった。さて、このような物理的事実が、NISTの言うような空気の圧力で起こるものだろうか。物理学の基本に忠実であるかぎり不可能としか言いようがあるまい。

 確かに閉鎖空間の中で流体が一部で圧力を受けた場合、その圧力は他の箇所全体に伝わる。水や油のような液体ならその圧力は瞬時に全体に等しく伝わる。これはパスカルの法則だが、しかし、そこに入っている流体が空気のように圧縮を受けて簡単に体積を変えるようなものであり、圧力が短時間に激しくかけられるものであり、しかもその容積が、自転車の空気入れ程度ならともかく、ツインタワーほどの大きさであるならば、このパスカルの法則は成り立たなくなる。
NISTの説明は単にパスカルの法則の悪用 に過ぎない。
 上の方の階で速く激しい力で圧縮を受けた空気は
近い場所から順に圧力を伝えるだろう。空気は水のようなほとんど体積を変えない物体ではないのだ。そしてその圧力を下に伝えるには十分な隙間、つまり「空気の通路」が必要だが、ビルの各フロアー同士はまず床で区切られ、コア部分にあるエレベーターは扉が閉まっていたはずである。「空気の通路」として考えられるものは各階に2箇所ずつ付いていた非常階段 なのだが、これは各階の面積に比べると十分に狭いものである。
 崩壊中の箇所付近にある一つの階で空気の圧力が急激に上がったとしても、狭い非常階段を通って伝わる圧力は
下の階に伝わったとたんに急激に下がってしまう だろう。圧力は体積に反比例するからである。そしてさらにその下の階に行けばそれよりももっと圧力が下がるだろう。それが何十階も下に大きな圧力のままで伝わるようなことはありえない 。それも、第2ビルのように下の階から真っ先に噴出が起こりしかも数秒間持続することは物理的に不可能である。もし空気の圧縮によって噴出が起こったのなら、崩壊中の階に非常に近い階でしか起こり得ないだろう。
 さらに、崩壊中の箇所で、圧縮によって空気が高圧になれば、
非常階段から下に抜ける以上にその階の窓ガラスを破ってそこから噴き出すことだろう。そもそも一般に信じられている「定説」によると、崩壊中の箇所付近で噴出するガレキや粉塵が、上からの圧力を受けて各フロアーから噴き出す空気のためとされているのではなかったのか? 多くの部分が壊れた窓から粉塵を伴いながら噴き出したのだとすると、それで一気に圧力は下がるはずだ。そうなると、非常階段から下に抜ける空気の圧力が高かったはずがない。
 さらに、もし同じ圧力がかかった場合には、壁面の強い部分と弱い部分ではどちらが先に破壊される可能性があるのか、言うまでもあるまい。
わざわざ窓の無いメカニカルフロアーを選んで噴出する気まぐれな空気など、自然界には存在しない。
 
理由は分からないが、博士号を持つNISTの学者たちが正常な頭脳で考えているとは到底信じがたい。もっと奇妙なことは、このNISTの話を一切疑いもせずに、まるで新興宗教に取り付かれた人がその教義を丸暗記して得意げに語るように、堂々と公言して他人にも押し付けるような人々が世界中に数多くいることである。「疑うこと」をベースにする科学の精神は21世紀冒頭で失われてしまったのだろうか?


 ところで、NISTは、第2ビルに飛行機が激突した際に第1ビルで起きた現象を引き合いに出して「些細な加圧でさえもタワーの内部を伝わり煙と塵埃をビルから押し出したということを明らかにさせる」と言う。
 その現象だが、
次の映像のようなもの だ。【注:このビデオは2008年10月の段階でYoutubeから削除された】




 飛行機が第2ビルに突っ込み、爆発が起こった際に、空気振動によって第1ビル上層階に充満していた真っ黒い煙が飛び出したのだが、ポッと飛び出したとたんにユラユラと上にのぼっている。これが崩壊の際に見られた噴出と同じ種類のものに見えるのだろうか。崩壊の際には固形物も混じった長さ20mを越す激しい勢いの噴出が起こったのである。NISTの言う「些細な加圧」で起こった現象ではありえない。
 それでもなおかつ第2ビルの下層階や41階メカニカルフロアーで起こった噴出が「煙と塵埃」だったと言うのなら、それらの階であらかじめ「白い煙」が充満していた理由を説明してもらわなければならないだろう。下層階では数秒間も「白い煙」が噴き出し続けたのである。

 実は、この日の朝に起こった噴出には
次のようなものもある 。これは第1ビルに飛行機が激突した瞬間なのだが、屋上近くの108〜109階付近に激しい噴出が見られる。しかもここもやはり窓の無いメカニカルフロアーだった。


 第2ビルでは飛行機激突の際の爆発が外に大きく広がったが、第1ビルではビル内部での爆発による圧力は相当に激しかったと思われる。しかしそうであったとしても、これがどのようにして50mほど上のメカニカルフロアーからの噴出を作ったのか、あるいは他に理由があったのか、正直いって私にはよく分からない。
 しかしいずれにしても、このような爆発と崩壊の際の「上からの押し潰し」はまるで異なるものだろう。さらに、崩壊の初期には崩壊箇所はさほど大きな速度で下がっていなかったのだ。その際の圧力と上のような飛行機激突の爆発による圧力とを同一視することは不可能だろう。さすがに賢いNISTの学者たちは、この現象には触れない。


(爆風の単独の噴出を記録する、上でご紹介した以外のビデオ)
※ 重要だと判断されるビデオはできる限り早くご自分のPCにダウンロードして保存することをお勧めする。

(第1ビル)
9/11: BBC North Tower
http://www.youtube.com/watch?v=Xo7t3XQ2PbM
9/11: BBC North Tower Slow Motion(同上:西側部分スロー)
http://www.youtube.com/watch?v=k-jYSy1SxsI&feature=PlayList&p=FD700EEA1CAF0951&index=4
9/11: North Tower video taken by Dr. Mark Heath
http://www.youtube.com/watch?v=dUThLhyuDfw
North Tower destruction from north
http://www.911research.com/wtc/evidence/videos/docs/wtc1_cisterns.mov
(第2ビル)
9/11: PBS stabilized South Tower (Evan Fairbanks)
http://www.youtube.com/watch?v=E5_TIrTp7J8
WTC collapse, ABC, 9/11, 22:52
http://www.youtube.com/watch?v=QsETCJADIxI


「見ればわかる9・11研究」内リンク
当サイトからのご挨拶 真実の見分け方  《水掛け論》に陥らないために


シャンクスビル93便墜落現場に見る 物理的事実 vs 真っ赤な嘘


【第1ビル(北タワー)】 崩壊の全体像  上層階の消滅(1)  上層階の消滅(2)  水平崩壊!  吹き飛ばされた巨大な壁  立ち残るコア

第1ビル崩壊の まとめ


【第2ビル(南タワー)】
崩壊の全体像  崩壊開始時の奇妙さ  上層階の回転と消滅  水平崩壊!  巨大な板状で落ちる壁  立ち残るコア

 第2ビル崩壊の まとめ


【ツインタワー崩壊の特徴】 超微粒子の《火砕流》  爆風の連続噴出  爆風の単独噴出  吹き飛ばされる外周の建材  熔けた金属  ツインタワー崩壊の総まとめ


【WTC第7ビル】
崩壊の全体像  崩壊の特徴  NISTの更なる大嘘

【ペンタゴン】
Eリング外壁の状態  ビル内部と「出口の穴」  照明塔とジェネレーター

【飛行機とハイジャッカー】
飛行機は「消滅する」のか?  彼らに操縦ができたのか?


【後書き】
これは我々自身の問題なのだ
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